飛騨尾根

9月2日~4日
ナッツ、すこ

とある理由で、白出沢から飛騨尾根を詰める計画が上がり、ナッツと歩いてみた。

ネットの記録も少しはあるようで、世の中には変態マニア奇人素晴らしい人が、
いるもんだと感心しました。

2日
台風の影響か、天気はいまいち。新穂高温泉の駐車場は満車らしく、第2ロープウェイ駅近くの
鍋平駐車場に止める。そこから30分で林道へ。見上げればガスで何も見えず。

2時間弱で、白出沢出合に。ここは、岩のテーブルと水場があるので、一休み。
出合からすこし戻り、白出沢ルートを登る。1時間くらいで重太郎橋に到着。

ここから、天狗沢方面を登り飛騨尾根に取り付く予定だが、ガスで真っ白。
さすがにこの状態で、わけも判らず突っ込むのもどうかと思い、橋付近に腰を下ろす。

まだ12時だが、ガスがどうにもならないので、今夜の寝床を探し、少し上の河原に
寝床を決める。(雨が降ったら、さっさと逃げないといけない場所だが)
そして登山道からは、丸見えの場所だ。

ツエルトを張り、荷物を整理し、ぼちぼち酒を飲む。

みずの実(ミズムカゴ)

取り合えず、入手したミズムカゴをさっと茹でて、みそ汁の味噌で和える。
シャキッとして、ぬるっとして、これは珍味!

適度に酔い就寝。

3日
とりあえず天気は、良さそうだ。
すでに何人かの登山者が白出沢を上がっていく。
生暖かい目で、われらのビバーク姿を横目で見て過ぎ去る。

7時に出発。
天狗沢の大崩落の脇を上がる。思ったほどではなく、安定して登れる。
1時間ほどで、上部に到着。ここは雪渓が残っており、先には進めないようだ。
もっとも、この先は、細い沢になり遡行は不可能だと思う。

大崩落の上部

ここから、飛騨尾根の支尾根っぽい草付きに入る。
昨日のガスや雨の影響で、びっしょりと濡れているので、雨具を着る。

草付きと草藪漕ぎを小一時間ほど登ると、樹林帯の尾根にでる。
うっすらとふみ跡があり、とても歩きやす。

「これなら、15時くらいにトップアウトできるかも~」

と適当なことを話しながら行くと、藪がでてきた。

まだ森林限界には全く達していないので、ハイマツが這ってはいなく、
ハイマツの下を我々が這うはめに・・・
永遠と藪漕ぎを繰り返し、尾根が見渡せる場所に出るが、先にも、

ハイマツがびっしり!!

ナッツがこっちを見てニタニタしている。

へろへろで藪漕ぎをしていると、ナッツが、

「この後、どうしましゅぅ~?」

この後ってなんだ??

「いやはぁ~この分だと1日余りそうですしょね~」

あーそうだね。

「高山!高山で呑むぞ!!!」

「うぃっすねぇ~」

6時間の藪漕ぎの末、岩稜帯へ出る。
これを、右にトラバースした2本目の尾根が飛騨尾根らしい

藪を抜けたとこ

尾根を目指す

トポには、T3だとかT2だとか言ってるけど、さっぱりわからず、
尾根上を進む。途中微妙なところがありロープを出し、ナッツに行かせる。
すこは、へろへろで無理っす!

そんな岩稜歩き(攀じり)を繰り返しているうちに、

日が暮れる

ヘッデンを出し、ここからは、スタカットで進む。
当然、リードはナッツです。
すこは、へろ(以下略
ロープを結んでるもんだから、途中で休んでいると、ナッツがロープを引く。

「休むな、登れ!!!」

とロープから聞こえる。

なんだかんだ登ると、ふみ跡が出てきて、よく見るとジャンダルムの基部だ。

やっと、着いた。。。

とうぜん、ジャンダルムはパスして、こぶ尾根の頭へ直行する。
今夜の寝場所だ。

重太郎橋から、歩くこと13時間。やっとこトップアウトした。
もう疲れた。ビールも入らない。。。食欲もない。。。

でも、しばらくしたら飲めるようになるんだなぁ~
そんで、お疲れ乾杯!

この夜は、月がきれいでした。

4日
昨日の疲れを引きずって、起きる。6時。
もう、ジャンダルムには人がたくさん。

西穂方面から歩いてきたおばさんに、

「あら、いいとこね~」

と声を掛けられる。

「どこから来たの?」

と聞かれるが、13時間飛騨尾根をあるってたと言っても理解できるかと
もじもじしてたら、

「あー飛騨尾根ね~!うふふ~」

と言って去っていった。
6時に西穂方面から来たおばさん、飛騨尾根ってするっと出るところが、
ほんもんだな・・・

奥穂を越えて、穂高岳山荘でコーラを補給し、白出沢を下る。

下る。

下る。

下る。

飽きた

下る。

下る。

高山!

下る。

飽きた。。。

下る。

そんで3時間ほどで、なんだか懐かしい新穂高温泉へ到着。

ロープウェイに乗って、駐車場に戻り、途中風呂に入り、高山!へ!

夜の高山!は、優しかった。。。

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