ジャン!~岳沢
日時:9月20日(金)~9月23日(月)
メンバー:ズッキー、ダーヨメン、ばーち
天気:通してド晴れ
記:ばーち
3日目:コブ尾根の頭(8:00) ~ 奥穂高岳(9:45) ~ 紀美子平(11:20) ~
前穂高岳(12:00) ~ 紀美子平(12:30) ~ 岳沢小屋(15:30)
4日目:岳沢小屋(8:00) ~ 河童橋(9:45)
今日は、奥穂→前穂を経由して、岳沢泊なんでゆっくりの出発。
天気が良いので、けっこーゆっくりしていましたな。
「さぁーてジャンに登ってみるかね~」とジャンを見てみたら、
ジャンのてっぺんに16人も居るジャン!しかも落石とかすごいジャン!!
おっちゃんも落ちそうになってるジャン!!(これはホントやばかった)
3日目
そして、奥穂方面を見てみると、わらわらと人が押し寄せてくるよ!
あれ?ここって一般ルートなの?そうなの?
そこら中で、落石やら渋滞が発生してるし。
ジャンの人波も落ち着いたので、登ってみる。
左側のルートで行けば、比較的安定している。浮石はあるけどね。
これをよく見ずに(または省略して)真ん中らへんから登れば、そりゃー
落石も起こります。しかも、先行登山者のすぐ下を追って登るなんてさ・・・
360度のパノラマを堪能し、ジャンの天使にもご対面し、
「ほう、あっはっは、見ろ人がにょろにょろようだ!!はっはっはっは・・・」と
奥穂、前穂を指さして楽しんでいると、また人波がわらわら押し寄せてきたので、
長居は無用、蔵王は樹氷、掛声はヒャホゥ~ってことで、ジャンを下りる。
落石は上にも下にも注意だね!
なぜだか軽くならないザックを担ぎ、出発。
・・・押し寄せる人波が・・・
ジャンの基部ですでに渋滞。奥穂に続くリッジの手前で、待っていると、
お構いなしに奥穂からの人が来る。渋滞してるのニダ!?
そして、リッジの上も渋滞。ススメナイ・・・
ちょっとこちらを通してくれないか?と聞いても、どうやら言葉が通じないようだ。
なぜか、この場でもストックを持っているし。当然ダブルで。
そんで、さわやかに「お構いなく」的な動作で、手を振っている。
「そこにいたら、通れないの!」と丁寧でゆっくりと解りやすく日本語で伝える。
なんとか、身振り手振りも添えて、こちらに来てもらい、前進。
「グローバル化が進む西穂縦走か。ふふっ」って?ここは一般ルートなんだっけか?
朝一の西穂へ向かう列がひと段落したようなので、すれ違う人は少なくなった。
それもつかの間、今度は後ろからの単独者が。
我々は、のんびり歩いているので、道を譲り先に行ってもらう。
が!その方張り切っているのか無策なのか、ルートをガン無視で登る。
当然ルートでないとこ=安定してない、行き詰まる、等々でまた落石。
やだコワイ・・・
ちょっと離れましょうと、休んだふりをして見上げてみると、なんと!なんと!
その単独者も休憩中。それも、ルートの真ん中で。もうステキ・・・
イヤン。バカン。ドカン。
ロバの耳あたりで、小腹がすいたので小休止していると、男性の方がやってきて、
昨日の西穂山荘は激混みでまともに寝れず3時ごろから歩いているとのこと。
みんな大変だ。お疲れ様。
今日は、穂高岳山荘に泊まろうかと思っていたが、2日も激混み状態だといやなので、
または、止まれないといやなので、徳澤あたりにと・・・
電話したらいっぱいで、横尾に泊まるそうだ。お疲れ様です。
しかし、ジャンダルムは奥穂から見た方がカッケーなー。
今度は、奥穂から行ってみようぜ!
「いやいや、西穂から奥穂ピストンしようーよー」とダーヨメン。
あー、っそう。お疲れ様。
「押し寄せる、人と岩にと、戯れて、飴玉頬張り、ジャンダルム」
馬の背越えて、やっと地に足がついた感じですな。
見上げれば、奥穂は針山のようだ。
大変賑わっております。最近のトレンデイスポットはでは、順番待ちがアツイんだな!
槍よりはましだが、10分くらい並んで、奥穂で記念撮影。
わたし以外は、初奥穂だしね。(わたしは、カメラ係だよ)
ちょっと年配の方は、山なんかで並ぶなんて概念がないから(まぁわたしもそうだが)、
横から来て、写真を撮ろうとするが、いちおう並んでんだ~と言って、解ってもらう。
まぁしょうがないね。
人賑わう奥穂を後にし前穂に向かう。
晴天の吊り尾根。気持ちが良い。
歩き出して、幾らかはクサリ場なんかもあり、涸沢も見えたりして、楽しんでいた
ダーヨメンだったが、じょじょに単調な歩きになり、ぶつぶつ言いだす。
わたしは、めんどーなのでズッキーさんに任せて、少し離れて歩く。
どうやら、岩場などの手を使うルートの方が面白く、単調な登山道はつまらないとの事。
アンタ、ヨンソクホコウドウブツダナ!!
紀美子平に着くころには、「キメコ~!キメコ~」と謎の奇声を発して、発狂、絶叫の
ダーヨメンでした。しまいには、前穂なんかメンドクセ~とのたうちまわり、
一応説得して、前穂に登る(荷物はデポだよ。当然な)
前穂もまた壮絶で、無理に脇から抜かそうとするお嬢様や、突然ダッシュをして、10m先で
ハァハァいって止まる殿方などで、タマラナイ。マエホーィ!
頂上に着けば、北尾根や明神からのクライマーもわんさかいて、大賑わい。
でも、前穂のピークはやっぱいいねぇ~。あー北尾根行きたいねぇ。
奥穂がガスると西穂が晴れて、西穂がガスると奥穂が晴れるとなかなか全体が晴れない。
んんーん、しょうがないけど。
さてと、最後の重太郎新道だな。
この時間でも、下から上がってくる人が多いこと。ご苦労さまです。
わたしは、ここを登るなんて、ごにょごにょ・・・
クサリ場などで、上から下を見るとあんま登山者見えないんだなー
降りてみると、脇で登山者が待っているので、途中で行かせてあげないと、
上からどんどん来るので、まったく行けない。この時間だと登りより下りが多いしね。
クサリ場も過ぎて、樹林帯に入ると、またダーヨメンが「キメコ~キメコ~」と叫びだす。
もう紀美子平とっくに過ぎたジャンか?
めんどーなんで、ズッキーさんに(以下略
奇声が聞こえなくなったかと思えば、なんだかズッキーさんと政治の話をしている様だ。
ダーヨメンYo!とうとう壊れたか?
なんとか明るい内に岳沢に到着。連休中日なんで、沢山のテントがあふれている。
当然整地されたテン場は、満員で河原にも沢山のテントがある。
河原を下り、少し整地してテントを張る。
その間に、ダーヨメンに受付とコーラとビールを頼む。
テントをなんとか寝れる様に設置し、くつろいでいるとダーヨメンが帰ってきた。
持ってきたのは、ペプシのN○Xってぇやつだ!これは・・・
カロリーゼロジャン!なんか他もゼロとか自慢しているYo!!ペプシさん。
なんで、こんなもんが山にあるんだぁ~ぁ~ぁ~!!(なぜかこれしか無い)
カロリーはうまさだろ~!!サトウはエナジーだろ~!!悲しい・・・
でも、一口目はうまい。うまいと思っちゃ負けだけど、んまい。
後は惰性だな。はよビールだな。
ビールを1本、2本開け、昨日今日歩いた稜線を眺めながら、次の酒を呑む。
いや~岳沢サイコウダナー。
でも、谷間なんで日が暮れるのも早い。日が暮れたら、一気に寒くなる。
昨日、疲れてか腹いっぱいかで食べなかった牛丼の具にカレーを掛けて、
カレ牛丼にして食べる。贅沢でんめかったさ。これ。
4日目
今日は、上高地にくだり、風呂入って山賊焼き食べてビール呑んで帰るだけ。
なので、今朝もゆっくり、のんびるする。今日も晴れだ!
珈琲と残り物をやっつけて、ぷらぷら出発。
あとは、さくさく下るだけ。
さてと野沢菜で一杯かと、ターミナルのレストランに入るが、
何故か野沢菜がない。昔はあったんだがねぇ~。
今は昔じゃないから無いのだね。
ビールのんで、さぁ風呂でも行くかと対岸行けば、風呂はやってない。
やっていても、2000円とかする!!
さらに歩いていくと、10時からOKの看板が!
そうだ去年もここに入ったなぁ~
まだ時間があるので、山賊焼きでも食いに行くかと、河童橋に戻る。
いつもの山賊焼きとビールで、満喫し風呂に行くと満員ですと・・・
あーあー混んでるなー。やーめーたー。
タクシーに乗って、なんだかんだで松本まで乗り、あずさで帰宅。
梓は、なんと・・・
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いやはや、今年一番の天気とルートでサイコーな山旅でしたな〜。
この三人だと敗退色が強いので、ようやく面目躍如ってトコですかw
とにかく、夜糞やらケツ出し山やらテンヤワンヤ山行なのはこの三人の常なのです。