裏同心ルンゼ~小同心クラック~赤岳主稜

2012年11月30日~12月1日
メンバー:あきら
天候:曇り時々雪
コースタイム:富士見駅(22:40)→美濃戸口・八ヶ岳山荘(1:00~3:00)→赤岳鉱泉(5:45~6:25)→裏同心ルンゼ経由小同心クラック取り付き(8:25)→横岳(9:00)→行者小屋(10:00)→赤岳主稜取り付き(11:10)→赤岳(12:00)→清里駅(15:50)

12月の第二週にアイスのロングルートに行くことになった。しかし、よく考えればアイスクライミングなんてもう5、6年全くやってないのである。それに昔アイスをやってた頃も年に1、2回トップロープ専門で登る程度。さすがに頭の悪い自分でもまずいのではないかと気付き、せめてアイスの足慣らしに行くことにした。八ヶ岳の裏同心ルンゼというのが凍ってるらしい。やはり頭が悪いので一人で向かう。

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JR中央線の富士見駅から夜道を歩いて美濃戸口へ。このあたりの行動は説明するのも面倒なので突っ込まないでいただきたい。ゆっくり歩いて夜明け前に赤岳鉱泉というつもりだったのだが、予想より大分早く美濃戸口に着いてしまった。八ヶ岳山荘2Fの仮眠室を使うという手もあったが、使用料の2000円がもったいないので、1Fのフリースペースでツエルトにくるまって少し寝る。そして2時間後に再スタート。八ヶ岳は2週間ぶりだが、積雪はむしろ減ったようだ。赤岳鉱泉で登攀準備をしているとすっかり明るくなった。

赤岳鉱泉から10分程度で裏同心ルンゼに入る。当然本日の一番乗り。出合から30分程でF1。しかしその後ちっちゃな氷瀑が次々と現れ、ナメ滝なんかも出てきてどれがFなんとかだかまるで分からなくなる。元々トポも持ってないしね。なんつってるうちに、どう見ても登れない未発達の滝に突き当たりトレースは沢を離れて右上。あれー、もう終わり?いくらなんでもショボ過ぎやしないか?これでアイスクライミング?こんなルートを何十回登ったところでアイスクライミングは上手くならないよね。多分もう来ることはないだろう、裏同心ルンゼ。これじゃ、来週のアイスが不安だぜ。

F1、あとは知らん

 

Fなんとか、なめんなよ

大同心の基部に詰め上がり、南稜でも登ってみっかと見上げるがつまらなそうなので、ここはやはり2週間前に登ったばかりのマイフェイバリット・小同心クラックへ。
こちらも一番乗り。ややアイシーなコンディションだが問題なく楽しく登る。上部の核心は前回登った左ルートの被ったチムニーが今日はホールドが凍って難しく、右ルートのチムニーを登ったが、こちらも傾斜が強くて怖い。ここだけはロープが欲しかった。横岳に出て地蔵尾根経由で行者小屋に下りる。
ここで正直疲れてしまっていたが、トレーニングと割り切って赤岳主稜へ。取り付きで先行パーティーを抜かすと、こちらも新しいトレースはなく本日の一番乗りか?人気ルートなのにこんなに人がいないとはラッキー。この赤岳主稜を登るのは4回目だけど3回はロープレス。気軽に楽しめるいいルートだ。

赤岳主稜、上部

正午ちょうどに赤岳へ抜ける。シリアス・クライマーだったら当然もう1本というところだが、自分はどちらかといえばクライマーでさえないので、さっさと下る。せっかく電車で来たのに美濃戸へ下るなんてあまりにもセンスがないので、真教寺尾根から清里へ下山。ちなみに真教寺尾根の上部はスラブの鎖場が続き、意外と悪い。そして長い。
今回はまずアイスの慣らしというのが主目的だったが完全に空振り。3ルートの継続というのも、あんな初心者ルートをつなげたところでちょっと虚しい感じ。まあそれなりに疲れたので体力トレとしては良かったかな。
それにしても今年の初冬シーズンは野暮用が多く、例年と比べるとあまり山に行けてない。このまま冬本番に突入するとさすがに不安だー。またどっかで仕事を投げ出して山に行かねば。

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One thought on “裏同心ルンゼ~小同心クラック~赤岳主稜

  1. お疲れ様。
    土曜、日曜で紅葉を楽しんでた、わたしは、如何なものなんでしょうか?
    ごめんなさい。

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