越沢バットレス

8月25日(土)
天気:ど晴れ
メンバー:ふかさん、バーチ
記:バーチ

涼しい内に、登ろうとわたしは始発で、ふかさんはステビバ。
日差しはあるが、日陰は涼しい。ふかさんによると、朝方は寒いくらいだったとか。

8:30ころに到着。まだ、誰も居ない。世の中は、沢登か小川山か?

さくさく準備して、第2スラブルートへ。
ちなみに、ふかさんは越沢は初めて。

1P(バーチ)
このルートの核心は、3ピッチ目なので、わたしが1番槍をつける。
左寄りから直登で、桧テラスへ。
何度登っても、ちょっと迷うね、このピッチ。

ふかさんも、登ってきて、意外と難しかったと。

やっぱ、日陰でもの動くと暑い。

2P(ふかさん)
凹角から、直上して、左端にビレイ点があるがそれを無視して、
もうちょっと上にテラスがあるので、そこでピッチを切りましょうと説明。

おわかりいただけただろうか・・・

しばらくして、「解除~」とコールがかかるが、
「もうちょっと上に、ビレイ点があるので、そこまで行ってくださ~い」と
説明通りに上のテラスまで行ってもらう。切りたくなるのも判るんだよね。

3P(バーチ)
核心部。今回は、中央のフレークっぽいところを登った。
ふかさんも、「うひょ~」とか言いながら、登ってきた。さすがだ。

懸垂して、水分補給で下の小屋に戻る。
地主の方か、周りの草刈りをしてくれていた。挨拶とお礼を。
本当に感謝します。こんな楽しいところを提供してくれて。200円は安い。
次は、セオリーどおりーで、右ルートへ。
今回は、第2スラブの取付き右側のクラックからのルートではなく、
下降点脇の、V-のルートから行ってみることに。

1P(バーチ)
取付きから見上げると、なんてことはなさそう。
(いつもそれで苦労するYo)
最後の小ハングをうりゃ!って乗っ越して天狗の肩へ。
あら、このルート意外とおもろい。ロープ流れの悪いクラックからよりも
よいのではないでしょうか?
ふかさんも、「最後いいねぇ~」と。

下見ると、別パーティーが6人で取付きの準備をしていた。

2P(ふかさん)
ここも凹角から、右上してテラスがあるよと説明。
でも、ここも途中「ん?」ってとこがあるよ。と言っといた。

途中、予言どおり「ん?」っとなっていたが、自力解決して抜けて行った。
経験値高い!

3P(バーチ)
ここが核心。
今回は、左側のクラックやルーフのホールドを使わずに、滑り台のフェースと
右側のカンテのホールドしか使わないようにしようと、思ってみたが、
ちょっと左側使っちゃいました。てへ
↑チキン!!

またもや、ふかさん「うひょ~」と言いながら、登ってきました。
でも、さすがに「しびれた」とご感想。

懸垂して、水分補給を。
下の小屋に戻ると、なぜかハイカーの方が小屋の前で、お食事をしていたよ。
沢の上の、東屋使えば涼しいと思うのだが。

次は、左ルートでもやって、「フガフガ」なろうかと考えたが、
越沢は、最低10ピッチは行かないとね!で、第1スラブへ行くことに。
このルートは、2ピッチまでは登ったことあるが、その上は無い。
調べると、アブミで超えるとか、JCCルートで鋸ルートへ抜けるとか。
まぁ行ってみよう!

1P(バーチ)
桧テラスには、行かないので右寄りのルートを行く。
さほど問題なし。ふかさんも登ってくる。

2P(ふかさん)
すでに日差しはギラギラ太陽が。ビレイま、まぶしい・・・
左側のクラックから、クラックが切れたところにある、びよーんとなったリングボルトで
クリップしてから、右へトラバース。あははは。
「解除~」「いいよ~」とコールを受けてわたしも、登る。
ひゃぁ~こぇぇぇ~

3P(バーチ)
下から、ハングを見上げて、右か?左か?と。
まぁ行ってみるべし。
高度感はあるが、Ⅲ級程度のクライミングで上がる。でも、ハーケンやボルトはないので、
ランナウトとなる。初めてのルートでランナウトっておじさんキモイ。
15mくらいか、ロープを伸ばすと、ビレイ点が!「・・・ピッチ切ろう!」
ごそごそ。。。「解除~~~(元気よく)」
ふかさん「あれ~?」
ばーち「び、びビレイ点があたたからね」

4P(ふかさん)
みたまんま核心。ど核心。
「左からかな~」「A0で行けるかもね」と覚悟を決めたようだ。
「まぁお守りな感じでアブミ持ってく?」とわたし。

テープアブミを1本ぶら下げて、向かっていく後ろ姿はアルパインクライマー。
すてき。

核心についたら、「なんもね~」的な、北島こうすけ的な感じで、
アブミを出して、第1スラブ名物「垂壁のトラバース」
あ、かっこええ!
1本しかない、アブミをうまく架け替え、無事に抜けてきました。
垂壁の端っこにぶらさがるアブミが切なく見えたのは、わたしだけの秘密。

「セカンドだから、フリーで行けちゃうかもね~」と取付くが、
0.3秒くらいで「行けるか~い!!」と、アブミをみるが・・・・
「遠い・・・」、遠い頂、遠いアブミ、トゥルントゥンの垂壁。。。日本の夏。

でも、こんなこともあろうかと、イージーエイダーを忍ばせてたんだぜぃおれい!
でも、遠い・・・
泣きそうになりながら、何とか抜けて、泣きそうになりながら回収して、
無事に完登できました。ふぅ~
おもろいが、大変だ。

5P(バーチ)
へとへとで、やりたくなかったが、行かなければならいので行く。
楽勝かと思ったが、疲れた。なんてことはないが、どこがルートかは判らない。
当然、またもやランナウト。あー疲れるわ~

その後は、旧山○井さん宅を拝見したり、日陰なお宮のハングで登ってるパーティーを
見て、あああ、そこは涼しそうだ・・・とうらやんだりして、下降。

結局、11ピッチとなったので、暑いしで終了。

鳩ノ巣でビール1本飲んで、河辺の温泉へGo

おつかれさん。

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