岩間さん、平田さん
日時:1月18日~19日
天気:快晴
メンバー:ギンナン、すこ
記:すこ
なんとなく思い立って、なんとなく計画してしまった涸沢岳西尾根。
なんとなくで行くような所ではないわけですし。
木曜、金曜と天気などを気にしていると、某国山岳会のメールで
「日曜の深夜から午前中にかけて、ちょーやべぇじゃん。ごっつ風ふくじゃん、まぢシラネェし~」
の内容だったので、どしょっかな~とギンナン氏と相談。
メールで、
すこ「天気が悪いかも。2泊ならいけそうだけど、どうする?」
ギ「そっすか~、ど~しまっしょねぇ~」
すこ「時間もぎりだし、金もかかるしで、ダメだともったいないよな~」
ギ「そっすね~(^_^;)」
すこ「転戦する?八ヶ岳広河原とか?」
ギ「そっすか~、広河原気になってますねぇ~、ど~しまっしょねぇ~」
すこ「他に気になってるルートとかある?」
ギ「そっすか~、BDのスクリュー来ました(*^。^*)♪」
すこ「小川山にも、アイスのルートあるらしいよ」
ギ「あ~よく解らないのでお任せします。( ̄▽ ̄;)」
あら、○なげ~。
家に帰り、廣川さんのチャレンジアルパインクライミングをペラペラ見てみると、
南アの尾白川渓谷が目にとまる。ここなら、何本かのルートがあるし、マルチもあるし、
北よりは天候が良さげではないかと。
よし、尾白川に行ってみっぺし!
1時に、ギンナン氏と合流し、東名→東富士五湖道路→中央道と進む。
すこ「いやぁ~、AKBは田中さんだよな~」
ギ「そっすねぇ~」
すこ「いやぁ~、KGBならプゥーチンさんだよな~」
ギ「そっすねぇ~」
すこ「いやぁ~、NKBなら手羽先だよな~。手汚れるけどさ~」
ギ「そっすか~」
と、会話が弾み気が付くと、道の駅「白州」に到着。
途中のコンビニで買った、ビールとつまみを腹に積み、ちょっと仮眠。
まだまだ空には、星が瞬いている。天気良い。
6時に起床。トイレに行くと寒くて目が覚める。出発。
途中、竹宇神社方面に行ってしまい、黒戸尾根行ってしまう所だったが、気が付いて
ルートを修正。途中道は凍っていて、つるつる滑る。さすが○ムニーさん、登るよ!
林道ゲートに着くと、車は1台もいない。このエリア貸切か?
もぞもぞと準備して、歩き出す。40分で目安の錦滝(ガンガノ沢)だ。
崩落した林道を、ぺたぺた歩いていると錦滝に到着。凍ってはいるが、
水がじゃんじゃん流れているのが透けて見える。次行ってみよ~!
橋を渡りゲートを超えて行くと、次の沢が平田ルンゼ(ベータ)らしい。
入口がただのごーろというか、谷間というか。解らないので、はい次へ~。
5分くらい進むと、どーん!と岩間ルンゼ(ガンマ)が出てきた。林道からすぐに見えるF1。
これは、登れそうだ。
すこ「今日は、足慣らしにここを登って、明日刃渡り沢に行ってみようか?」
ギ「そっすねぇ~」
と初日は、ここに決定。
林道で、ハーネス等をつけて、じゃんけんの神様に聞いてい見る。
すこがリードとなる。
「おっしゃぁ!」と取り付くが、意外と固い氷。
ハァハァ、ゼェゼェとヘ○タイさんのように喘ぐすこ。
10m位のところで、90度近いバーチカルに。
ハァハァ、ゼェゼェとヘ○タイさんのように喘ぐすこ。
スクリューを打って、ロープをかける。
ハァハァ、ゼェゼェとヘ○タイさんのように喘ぐすこ。
左のアックス、右のアックスと打ち込む。
ハァハァ、ゼェゼェとヘ○タイさんのように喘ぐすこ。
左のアイゼンを蹴りこんだ瞬間!!
おれの~おれの~足がミシンをふむ~
ハァハァ、ゼェゼェとヘ○タイさんのように喘ぐすこ。
「い、イッカイ、オリマスゥ」
へとへとです。おっちゃん。すいません。
ギンナン氏と交代。
ギンナン氏となんだかんだ言って、上がっていく。
「んごぉ~」とか言って、あがっていく。
乗越して、上がって行った。
「やっぱギンナン先輩スゲェYo!」
そんで、フォローで上がり、ギンナン先輩に、
「トップロープ張って、ちょっと練習しましょう」と請う。
「そっすねぇ~」とギンナン先輩。
トップロープを張り、右、正面、左といろいろチャレンジする。
ギンナン先輩は、右壁のシャンデリアにも挑戦してたよ。
途中休憩がてら、ギンナン先輩がV字スレットを作り、落ちている枝で
スリングを通して、ぶら下がったりしていた。
ガンガン引っ張ったりしてみたが、バキバキと音はしたが、静荷重であれば
問題ないようだ。
じゃぁそろそろと、F1を上がり上に行ってみるが、雪で埋まっている。
この先もどうかと、時計をみると14時過ぎ、降りて歩いてテント張ってで、
結構いい時間なんで、本日はこれで勘弁してやると、終了。
林道で、偵察の3人組みパーティとすれ違い、氷はまぁまぁ固いと話す。
錦滝のF2も何人か取り付いているようだ。
駒が綺麗だ。天気良い。無風快晴。
林道にテントを張り、宴会開始。今日も、定番の鍋。
(豚バラ、菜っ葉に舞茸。めんつゆと粒からし。んまいね)
テント内で、アイゼンの前爪を2本から1本に変えてみる。
明日は、1本でがつがついくぜぇ!
夜も星がでて、快晴無風。
4時に起きて、6時くらいに歩き出して、刃渡り沢にいってみよ~ぜぃ!と就寝。
4時にアラームが鳴る。もぞもぞと止める。
そして、なぜか6時。
2度寝だね。
すこ「あー6時だよ」
ギ先輩「そっすねぇ~」
動じないギンナン先輩。やっぱすげぇYo!
そして、トイレと外に出るギンナン先輩。
ギ先輩「雪っすよ!雪!!」
あーやっぱり、天気崩れたか~風呂ビールか~と思っていると、ギンナン先輩が戻ってきた。
ギ先輩「靴に雪積もってますよ~」
あーテントにシマウノ忘れた~
外に出ると2~3cmほどの雪。靴にこんもり。
でも、快晴無風。あれ天気良い。明け方に風の音はしたけど。今は快晴無風。
だらだらと、お湯を沸かし、お茶を飲む。
そんで、昨日の残りにうどんを入れてぐつぐつ煮込む。
続々と、他パーティが入山して行く。完全に出遅れ。
由緒正しき山岳会ならば、破門レベルの二度寝&のんびりである。
テントを片付け、出発する。8時くらいだろうか?
すこ「さぁ今日はどこを登ろうかねぇ~」←選べる立場ではないのでは?
なんせ、4パーティ15人くらいは先行されているのだから・・・
ギ先輩「そっすねぇ~、ど~しまっしょねぇ~」
林道には、多数の足跡が・・・結構入っているのね。
錦滝に到着。誰もいない。もうちょっと行ってみようか。
平田ルンゼ(ベータ)に到着。誰もいない。この先は、岩間さんと刃渡りがあるわけだが、
ここまで、誰もいないとなると、あれだけの人数がこの先にいるということなわけだ。
そうすると、我々に上る場所なんて空いていないわけなわけで。
平田さんにも、踏み跡が付いている。そして今日のは無い。
ここ行ってみようかと、ギンナン先輩に相談申し上げる。
ギ先輩「そっすねぇ~、行ってみますかぁ~」
林道から、10分ほど歩くと、6~7mほどの小滝が出てきた。
この取り付きで、ハーネスなどを着ける。荷物はデポして取り付く。
ここは、ノーロープで行けるかと、ギンナン先輩に聞いてみると。
ギ先輩「そーっすねぇ~。行っちゃいますか~」
と、がつがつ行っちゃう。
続いて、すこも取り付くが、1本爪は刺さりは良いが、不安定でちと怖い。
あたふたして、爪が外れてしまうし。
チキンなメンチカツ野郎なすこは、あっさりと右から巻いちゃいました。
次は、傾斜の緩んだナメ、雪壁、ぼこぼこしたナメと続く。20mくらい。
途中、1本爪に慣れずびびったんで、ロープを結ぶ。
3P?
10mほどの小滝。頑張って、すこリード。
バケツで肩がらみビレイ。ここに、V字スレットがあり下降に使えそう。
上を見ると、6mほどの細い滝が見える。その上にも細いのが見える。
4P
ギンナン先輩が取り付く。ボルダーチックでちょっとMIXな感じ。
大岩の下には、氷筍。
そんなには立派ではないけどね。
さらに雪の中を登ると、突然どーん!とでかいのが見えてきた!
後で確認すると、「松竹梅の滝」だそうだ。
さてとで、じゃんけんの神様に聞いてみると、ギンナン先輩のパーで勝ち。
どうぞどうぞと、ビレイする。
5P
傾斜は、さほど立ってはいないが、氷が固い。
さすがのギンナン先輩も手こずっている。
そして、20mほどの中間点あたりで、パンプ。
ギ先輩「1回、おりますわぁ~」
今思えば、ここでピッチ切っても良かったかもな。
交代して、取り付く。初めは快適だったが、やはり20mくらいで脹脛が歌いだす。
ふっくらはぎ~ぷ~るぷる♪ふっくらはぎ~ぷ~るぷる♪
ちょこっとやすんで~♪ぜんわんわんわんわらいだす~♪
る~るるるる~♪♪
(以下繰り返し)
頑張って、ギンナン先輩よりちょこっとだけ上にスクリューを決めて、
すこ「すいません。おりますぅ~」
たぶんリードは1.5mくらいしかしてません。ええ、へたれです。はいはい。
再度、ギンナン先輩が取り付き、体力温存型で登る。
必殺「ステップカット技法」もふんだんに取り入れて、トップアウト。
ギンナン先輩まぢすごいッス!
45mほどロープ伸ばしました。
すこ、フォローながらも、へとへとで上がる。おぢぃちゃんゲホゲホ。
この先も、すこし氷が見えるが、時間的にも終了なので、懸垂下降。
その後、2回の懸垂で、取り付きに戻る。4時近かった。
車に戻ったのが5時くらい。会に下山連絡し、帰路に着く。
下りの林道は、行きよりも凍結しておりました。
ガードレールさん、ありがとう。
コンビニで、肉まんとゲンコツメンチとコーラを買って、帰りました。
足のつま先から、脹脛、もも、股関節、腹筋、前腕、上腕、広背筋、首、指等、
ほぼ全身筋肉痛のプレゼントをいただきました。
平田のくせに!と舐めてました。すいません。
お疲れ様でした。
しかし、終始天気が良かったなぁ~
そのころ、一方女子部は?
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