ああ、北鎌尾根

日時:9月13日~15日
天気:晴れ
メンバー:会長、ズッキー、ナッツ、ぞく、すこ、パーマン(宴会のみ)
記:すこ

14日の時間:ババ平(3:00) - 水俣乗越(4:20) - 北鎌沢出合(7:00) -
北鎌のコル(8:40) - 天狗の頭(9:45) - 独標(11:30) -  北鎌平(14:25) -
穂先(15:30) - 肩(15:20) - 横尾(20:30)

そう2年前、ダーヨメン(後の賊)とズッキーさんとで、
合戦尾根経由貧乏沢ルートでの北鎌尾根計画
合戦尾根で××になって、燕のテン場で▲▲となって
晴れての表銀座縦走に変更になった。
3時間待ちの槍の穂先で、賊はふて腐れていたなぁ。

あれから、鍛え直して?満を持してのリベンジとなりました。
あ~疲れた。


八王子で集合し、激混みのあずさにでかザックを持ち込み出発。
茅野あたりまでは、混んでましたね。
松本からは、バスに揺られて2時間。
途中、会長の無慈悲な車中から揚げ攻撃に、ナッツはご満腹。
そのおかげで、賊がナッツのパンを強奪に成功。
わけわからん。

観光客で溢れる上高地を12時に歩き出す。
会長も、ババ平に行く気との事。
なので、明神でのイワナはお預けですね。

明神、徳澤とハイペースで歩く。ほぼコースタイム半分くらいで。
なんせ、ババ平だし、明日は早いし、早く呑みたいし。急げ!!

無慈悲なハイペースに、会長お疲れで、横尾に残置決定。
ついでに明日の酒食糧も残置して行く。
「会長、頂上で会いましょう!アディオス!」

横尾からも、空酒パワーのハイペースが続く。
が、槍沢ロッジ過ぎたあたりで、これまでのやり過ぎハイペースがたたる。
みんなパピる。
まだ着かない・・・ババ平こんな遠かったけ??

やっとこさ到着したが、ロッジ跡は足の踏み場もないくらいにテント、テント、テント。
河原に下りても、テントだらけでウロウロする。
ちょうど、砂地がありベストな場所を確保。
でも、一雨降ったら流れちゃうかもよ~な場所だけんど。

夜は、ズッキーさんがウナギを持参し、ナッツが何故かM子のフライパンを持参し、
なかなか豪華な宴会となりました。
(フライパンは、特に使わなかったけど)
明日は、早出残業覚悟なので、そこそこにご就寝。
2日目
2時起床、3時出発
食事は、アルファ米(カレーとかちらしとかね)にお湯を入れて、ザックにしまう。

二股から30分ほどで二股乗越に到着。無駄なハイペースでは無い良いペース。
一息ついて、天井沢を下る。これがまた急なザレザレであー怖い怖い。
途中からは、しっかりした踏み後があり一気に下る。明るくなってきた。
流石にこれを下りたら北鎌登るしかないね。こんなの登りたくないっす。

朝日に輝く北鎌尾根

朝日に輝く北鎌尾根

休憩がてら、食事をとり出合に向けて歩き出す。
途中、北鎌24回目の北鎌マニアの方に先を譲り、出合に到着。
それぞれ××して、さて出発。北鎌沢に入る。

ねことまんもすとぞく

ねことまんもすとぞく

分岐などは特に迷うこともなく高度を上げる。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

あーもう少しかなぁーって所で、

賊の膝に落石が直撃!!
「がぁ~!痛てぇ!くぁwせdrftgyふじこklp;@:!!」
もがいていたが、特に骨などには異常がないようだ。
当たり所が、ずれていたので幸いしたようだ。
賊はなんとか復活し、歩きだす。

北鎌のコルに到着したが、ここにもすごい人。15人くらいいたのではないだろうか?
息も上がり休憩したかったが、もう少し先へ進み休むことに。

ここからが北鎌尾根だ!

快晴無風。北鎌日和。

途中小休止をはさみ、天狗の頭を超え、快適に進む。
この辺は、まだ樹林帯で歩きやすい。

独標の基部に到着し、直登するかトラバースするかを思案するが、
時間もきちきちなので、トラバースルートを進む。

あれに見えるは独標か

あれに見えるは独標か

途中の怖いと言われるへつりも皆さん無事に超え、独標に到着。
ここは、いいテン場があるね。ここでビバークいいねぇ~。

イエティ・スリー!

イエティ・スリー!

遠い頂き、長い道のり

遠い頂き、長い道のり

やっと槍が顔を出す。まだまだ遠い。さぁ行こう!

ここからは、不安定な岩稜やザレを登り下りする。
落石をするのももちろん注意だが、上からの落石には注意だな。
だが、前パーティが抜けるのを待っていては時間がかかるので、
別ラインや兼合いをとって進む。
あっちこっちに踏み後がついているので、騙されないようにルートファインディングを
しないと、てこずったり、戻る羽目なるので、これも注意だな。

ルートは、基本稜線沿いであるが、巻くルートも結構ある。

もうすぐ北鎌平かなぁって所で、他パーティでアクシデントがあり、
少し時間をロスしたが、なんとか超えて、いよいよラスト。

チムニーは、新生ズッキーさんがトップで抜ける。

ここで覚醒するズッキーさん

ここで覚醒するズッキーさん

ミスタートップロープのズッキーさんは、もう居ない。
ミスタートップだ!ロープなんていらねぇ!

もう穂先はすぐそこって所で、すこがカメラを付けてトップを行く。
今まで、なんだかんだ言われながらもトップを行っていたナッツはしんがりに。
(カメラ持ってないので、賊を撮影出来ない理由で降格)

2番手に賊で、その後ろをズッキーさんが進む。

いい顔で賊もトップアウト。いやぁ~お疲れさん。

上がってきたぞく

上がってきたぞく

ぞくねぇさん、ご満悦

ぞくねぇさん、ご満悦

その後をズッキーさん、ナッツが上がってくる。

聞くと肩からの登りが最大6時間だそうな・・・

記念撮影して、下りの順番待ちをしていると、さぁーっとガスがとれて、
なんと!ブロッケン登場。

おはま・・・か?

おはま・・・か?

下りながら、「そういえば会長いなかったね~」
「あ~会長は、涸沢でおでんビールだよ」と小屋に行くと、

居ました!

会長が!!

いました会長!!

いました会長!!

ごめんなさい。
来ないと思ってました。

東鎌からちゃんと登ってきたそうです。
でも、穂先の渋滞をみて、ラーメンビールチューハイしてたそうです。

「来ねぇから、そろそろ帰ろうかと思ってたよ」

ごめんなさい。

みんなで、祝いのコーラを飲んで、さぁ下山だ。
帰りも長いよ!

分岐のあたりで暗くなる。

ババ平によって、テントやらを回収。ここで寝たかったが酒も食糧も横尾にある。
ああ、まだ長い。

槍沢ロッジあたりから覚醒した新生ズッキーさんがスパートを掛け、闇の中に消えゆく。
賊は会長に任せて、すことナッツで追うが、もうライトは遥か遠くに。
もう、だれも新生ズッキーさんを止められない。

へろへろになりながら、横尾に到着。
テントでは、パーマンが寝ていた。まぁ一人でこんな時間にやることないもんな。

足痛いわ、会長は悪寒がするわで、21時過ぎにベンチで小声で宴会。
ナッツご自慢のフライパンも登場。
疲れましたわ。ほんと。

翌朝は、ゆっくり行こうと寝ていると、3時過ぎに槍に行くおっちゃんが
興奮して、はしゃぎだす。
ほんと、やめて。まだ3時。気遣いってもんがあるじゃんか?普通さ。
思いやり、絆だろ。

帰りは、だらだらと帰り、小梨平で風呂に入り、ビール呑んで終了。

あーほんと、お疲れさまでした。

 

似たおはなし:

    いまはまだ無い・・・

3 thoughts on “ああ、北鎌尾根

  1. 新生ズッキーさんは北鎌くらいの感じが一番活き活きするようですよ。
    これ以上だとMTRに逆戻り〜☆

  2. 若干近くの部外者ですが失礼をいたします。
    北鎌、たいへんたのしく拝見させていただきました。
    ユーチューブ画像、音楽も感性が高いです。
    似たおはなしで 
    ああ、しんど、読売新道
    という黒部のお話がありますのでぜひ会長に聞いてください。
    皆様のご健勝をお祈りいたします。

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